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2006年12月11日
ハーバード大学教授から下北沢へのメッセージ
ハーバード大学大学院デザイン学部のピーター・ロウ教授から、下北沢に関する論文が寄せられました。


日本の都市計画が抱える共通課題や下北沢の問題について示唆に富んだメッセージになっています。ロウ教授は、2005年7月と10月に来日され、ハーバード大学の学生達と下北沢地区の代替案の一つを提案されています。

関連記事:

2005/7/10「ピーター・ロウ教授が下北沢を視察」

2006/2/24「下北沢駅周辺計画に対して多くのグループから
魅力的な提案がなされています」




[主なポイント]

1.日本の都市計画は、主に機能面が重視され、全国画一的な政策により社会基盤への投資が行われ続けた。そのために、土木や鉄道関係者の力が強く、国民の生活の質に関する議論はないがしろにされている。

2.日本では、街づくりの意思決定に市民の意見が反映されていない。それは、自治権を持った適切な規模の行政単位がないためである。米国では、3〜6万人単位の自治体が自律性を持って活動しており、市民運動の参加や抗議に対し真面目に対応してきた。世田谷区では市民の意見を反映したきめ細かい街づくりが出来ていない。


3.東京では、環境アセスメントや事業審査が充分に行われていないため、良好な公共空間に乏しい。しかし、一方で自然発生的にできた下北沢の街では、普通の公共空間とは違って、独自の強烈な地域アイデンティティーを持っている。


4.下北沢が特徴ある公共空間を守るためには、さらに多くの市民の行動と関係者間の話し合いが重要である、また、現行の計画とは異なった実現可能な代替案も重要である。最終的には、市民業務の権限と責任について、区より小さい行政単位への大幅な権限委譲が求められている。


[解 説]

今の下北沢問題に当てはめて考えると、米国では小さい行政単位の自治体が権限を持って市民の意見と向き合ってきたのと対照的に、現在の世田谷区の行政が、規模の問題もあるにせよ、誠実に市民の意見に対応していないところが問題です。下北沢地区では全国的にも例を見ないほど市民の意見が強く発信されていますが、殆ど実際のまちづくりに反映されてきませんでした。ロウ教授の意見を参考にし、今こそ具体的な代替案などを軸に、市民の声を区行政にしっかりと反映させ、下北沢の持つ価値としてのヒューマンスケール、路地空間、回遊性などの保全と発展のために、関係者全体で力を合わせなくてはいけない時であると思います。

                      下北沢フォーラム代表 小林正美

ピーター・ロウ教授の論文(和訳) PDF108KB
ピーター・ロウ教授の論文(英語) PDF 38KB




2006年12月5日
シモキタを守れ “まち壊し”の世田谷区に怒り
「読売ウイークリー」(06・11・26日号)の記事「シモキタを守れ "まち壊し"の世田谷区に怒り」をアップします。


記事では、10月18日の世田谷区都市計画審議会の報告をはじめ、下北沢でのこれまでの経緯をレポート。賛成意見書用紙が「見本として1枚」ということではなく、商店会に配布されていたことを証言入りで検証。また、地元の多くの方たちが望む「地区計画」ではなかったことは、今後、世田谷区が事業決定をして用地買収を始めたとしても問題が残ることは明らかだという状況を報告しています。【記事本文PDF


これまで、このホームページでも重ねてお伝えしてきましたが、世田谷区が「私は、下北沢駅周辺地区計画に賛成です。」と印刷した「賛成意見書用紙」を作ったことは、真摯にまちづくりに取り組もうと意見を伝えてきた市民をないがしろにする象徴的な事件だと思います。
記事では、短い原稿でお伝えしきれなかったこともあり、ここで、記事の背景を詳しく記述して「賛成意見書用紙」問題を整理させていただきます。


*世田谷区は、この意見書用紙を作ったことは区議会、都市計画審議会で認め、その理由を下記のように説明しています。第42回世田谷区都市計画審議会 議事概略メモ
理由 1)意見書の書き方を頼まれたので 2)1枚だけ 3)賛成団体に渡した
 


記事のなかで紹介した商店会役員の方のご発言は、理由1)2)3)ともに否定されたことを確認させていただいたものです。


「世田谷区が説明会をするから集まってくれっていうので行ったのよ。その日はお祭りの集まりもあったから六人しか行けなかったんだけどね。生活拠点整備課長と部下の人が印刷物を数十枚配ってたよ」


その後、記事をご覧になった生活拠点整備課長からお電話をいただきましたが、「配っていないが、渡した」という言い方で、1枚ではなく用紙をもっていったことを認めておられました。


また、別の商店会でも、「組合員には賛成、反対両方の人がいるので、世田谷区の担当者がもってきた賛成と印刷された意見書用紙は配布を見合わせた」との判断をされたと伺いました。さらに、ほかの商店会も、「世田谷区に意見書の書き方なんて教えてくれと要望したことなんてありません。うちの商店会では、あの意見書用紙の配布はしませんでした」とのこと。やはり、理由1)2)3)ともに成立しないようでした。


世田谷区の重要な過ちは、商店会を「賛成団体」と認識されてきたことです。そのことを商店会の方たちが否定されているわけです。


実は、この記事が、「Save the下北沢」「下北沢商業者協議会」「まもれシモキタ! 行政訴訟の会」が、賛成意見誘導意見書問題についての調査を請願したことで開かれた世田谷区議会都市計画委員会で、請願者より資料として提出されたところ、自民党の小畑敏雄区議より、「根も葉もない話だ」とされました。


委員会でのやりとりは、「下北沢商業者協議会http://www.shimokita-sk.org/
に詳細がアップされています。小畑区議のご発言は公の場での看過できないものとして、筆者より文書を送らせていただきました。【手紙本文PDF】 その後、「読売ウイークリー」編集部にも、私へもご返答はいただいておりません。


調査請願は否決されましたが、調査をするまでもなく、上記のような事実があるのです。


11月30日には世田谷区区議会で「行政110番」の大庭正明区議からも、記事についていくつかのご指摘をいただきました。「幅員が26mと言ってもクルマが通るのは片側一車線の9メートル幅のみで、かつ両脇には広い歩道ができること」が書かれていないゆえにフェアな報道ではないとのこと。どうしても週刊誌の記事は短くせざるを得ない中に、お伝えできないこともでてきます。「行政改革110番」を名乗る区議が、まさに行政の問題の本質にはまったく触れておられません。


「ゆったりとした歩道がある道路」は、なかなか素敵かもしれません。ただし、それを特色ある下北沢の街を壊して多額の税金を使ってまで造るべきものかどうかは、別の問題です。


「賛成意見書問題」は、市民からの提案に聞く耳を持たなかった世田谷区を象徴しています。


今回の地区計画に大きな問題が含まれていることは、「下北沢フォーラム」でもさまざまなかたちで指摘をし、外部の専門家の皆さまからも意見をいただいてまいりました。アンケート結果からも、7割の方が道路に反対しておられることもわかっています。記事にも書きましたように、地区計画は地元の方が望んでこそできるものです。そうした市民の声を聞かずに、強引に押し切ろうとしている世田谷区の姿勢が、今回の「誘導意見書問題」そのものなのではないでしょうか。


記事ではお一人の地主の方の声しかご紹介いたしませんでしたが、取材をしたかぎり、地権者の方たちに反対している方が少なくないこともまぎれもない事実です。


地区計画を見直すことで小田急線の地下化工事が遅れることはありません


下北沢の地区計画は、ほんとうに、地元の方たちとの真摯な話し合いなく成立してしまいました。世田谷区が「住民の意見を聞いた」という根拠にされるアリバイのような立場を引き受けてこられた「街づくり懇談会」の委員の方たちからは、長年、関わっていらしたことで、もはや疲れた、たとえ代替案がよいものだったとして検討する気になれなかったとのお話しも伺いました。それも、然もありなんとご同情申し上げます。長い年月がかかって、なかなか解決してこなかったことは残念です。また、街の方たちからも「小田急線の地下化が遅れるようなことがあっては困るので、やむをえないのではないか」という声も聞きました。しかし、それは地区計画とは別個に進められており、完成は7年後です。見直しの時間はあるのではないでしょうか。


下北沢がどうなっていくのか、未来は、これからの方たちのためのものです。


およそ2年間、下北沢フォーラムでも代替案の検討など、具体的な提案も含めて意見交換を望んできましたが、「もはや後戻りできない」ということが世田谷区の姿勢でした。今、ここで立ち止まらずに事業を進めたことで、今後、地元ではさらなる混乱が招かれるのではないか、将来にわたる禍根を残すのではないかと、私どもは心から心配しています。 


     (文責:高橋ユリカ ジャーナリスト・下北沢フォーラム世話人)







2006年11月12日
日本建築学会が東京都と世田谷区に要望書を提出しました。
このたび日本建築学会の都市計画委員会(西村幸夫委員長)が10月17日付けで世田谷区に対して「下北沢駅周辺地区・地区計画および都市計画道路補助54号線に関する要望書」、11月10日付けで東京都に対して「都市計画道路補助54号線の認可および下北沢駅周辺地区の用途変更に関する要望書」をそれぞれ提出しました。

東京都に対する要望書(PDF 462KB)
世田谷区に対する要望書(PDF 466KB)




2006年10月20日
「都市計画審議会」が世田谷区の誘導意見書問題を認めつつ強行採決!
同日、東京都が「補助54号線および街路10号」を
認可!

すでに10月19日の新聞各紙朝刊で報道されていますが、18日に開催された世田谷区都市計画審議会において、諮問されていた下北沢駅前周辺地区地区計画は、出席委員14名中、賛成9名・反対5名で承認されました。(民主党の稲垣区議は、退席して採決に不参加)


これから、下北沢では、何年にもわたる工事が始まることになります。そして、決して元に戻すことのできないかたちで街を壊してしまう現在の地区計画案を、このようなかたちで納得できないまま、諮問機関である都市計画審議会が承認してしまったことを、ほんとうに残念だと思います。


冒頭、中里区議(共産党)より、審議に入るまえに誘導意見書問題についての真相究明が先決との提議がありましたが、審議は始められました。3時間半に及んだ審議の中、「意見書」問題には半分以上の時間を費やすことになりました。「区としては配布していない」という回答が重ねられました。


しかし、実際に、「下北沢フォーラム」のメンバーは、商店会の方から、「世田谷区の辻さんたちが説明にきて配布した」と伺って現物を入手し、このサイトにもアップしています。決して、「見本として1枚を代表に手渡したもの」ではないことを知っている者としては、「世田谷区が配布したかどうかはわからない」問題として扱われ続けていることに驚きを禁じえません。


有識者である後藤委員(早稲田大学)からも、「この意見書を認めてしまっては瑕疵がでる」と採決については反対意見が表明されました。阿部委員(東京農業大学)、竹村区議(生活者ネット)、稲垣区議(民主党)からも「意見書」の問題が大きいと発言がありましたが、民主党の稲垣区議は、「反対はできない」と議決時に退席。増田区議(公明党)、大場区議(自民党)、宍戸区議(自民党)が強く、採決賛成の発言を繰り返しました。新川区議は自民党ですが、意見書には問題があると指摘されました。


このまま採決をしては「審議会の汚点になる」「悔恨を残す」「世田谷区の不備を認めることになる」などの意見がでるなか、採決は強行されました。まさに、「良識ない世田谷区」を認めた「良識ない審議会」となってしまいました。


東郷会長は、採決を急ぎながら、その後に、「今後の問題ということにして」ご自身の意見を述べられましたが、なんら、「良識ない採決と、審議会」の汚名を払拭することにはならないでしょう。


「世田谷区が配布したものではない」という説明を鵜呑みした上での採決でしたが、ご自身は、そうは思っておられないというご発言でもありました。明らかに世田谷区の説明が虚偽であることがわかった「今後」、審議会はどのような責任をとるのでしょうか?


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東郷 さきほどから色々ご議論があったなかで、基本的に、わたしは、世田谷はほかの都市にくらべれば先進的にやってきたという自負があります。しかし、今回の下北沢の案件については、率直に申し上げて、手続きの面で、区側の運営が適切なものであったかどうかについては疑問がある。
意見書用紙を見たときに、これはしまったというのが率直な意見。これは公務員の公平とか公正という行政の中立から言って疑問を呈するところです。これは、今後の問題として率直に言って、賛成者の方にメモを渡すかどうかは別問題として、行政側がそうすることで、相手がわからないということでは、賛否両方、例示をしないのであれば、いけない。今後、非常に多くの地元での協議など無数に問題があるようななかで、今後も、特定の方向に誘導が行われることがあれば、由々しいことになると思います。公務員としての公正中立という立場から、街づくりに携わっていただきたい。これからは、そういうことはわからないということではなく、世田谷の都市づくりの問題にでてくる。公務員として努力をしていただきたい。これまで、世田谷が都市づくり先進的な役割やモデルを果たしてきたのだが・・・

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地区計画の内容に問題があることについては、これまでも、再三、多くの専門家から指摘があり、下北沢フォーラムでは、その旨を発表してきました。17条意見書でも、東工大の中井教授の意見書をはじめ、地区計画そのものの問題と、手続きの問題の双方について区長あてに意見書が提出されています。(「下北沢駅周辺地区地区計画」に対する都市計画法第17条に基づく意見書 中井検裕


これほど多くの専門家の指摘を無視する世田谷区の行いは無謀です。
下北沢シンポジウムVol.2「シモキタらしさを守り育てる」


また、あまりにも世田谷区の発言には虚偽が多いことは大きな問題です。世田谷区は、繰り返し、市民団体と話しあったと発言していますが、「下北沢フォーラム」は、一度も意見交換をさせていただいたことがありません。安水部長らの言い分を聞かされたことはありますが、意見交換ではありませんでした。これら、以下に、虚偽発言および問題を指摘している発言抜書きします。議事録概略メモの全文は、こちらです↓
     【第42回世田谷区都市計画審議会 議事概略メモ


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平谷助役 見直しや反対についてのグループでは、代案を考えた大学の先生たちのグループとはさまざまに意見交換等をさせていただいてきました。
(注:下北沢フォーラムは市民代替案について区側と意見交換を希望してきましたが、実現したことはありません! 虚偽の報告がされています)


代表者からは意見の書き方がわからないということで、代表者にお渡ししたもので、区が配布したということは一切ございません。行政にかかわることにつきまして、丁寧な説明をこころがけております。代表者からの要望ということでの対応をした。


安水 賛成団体の方から聞かれたので。
(注:賛成団体とはどのような意味だろうか? 街づくり懇談会に出席する団体の一部の方が賛成ということはあっても、それは、団体そのものが賛成しているということではないと、商店会の方から伺っている。ましてや、町内会の代表が参加していたとしても、それが町内会の会合で諮られたものではない。要望があってということではないと聞いている)


村木 どうして、反対者の意見を反映させながら長い経緯のなかでネゴシエーションができなかったのだろうか。


安水 道路等についての反対が多く、街づくり計画そのものについて意見はでてきていなかった。
(注:下北沢フォーラムは、地元団体から提案されていた複数の代替案および、慶応大学・明治大学・ハーバード大学大学院学生による代替案などを参考に、専門家と市民によるシャレットワークショップを行い、市民代替案をつくり世田谷区に提案している。また、この市民代替案は、3名の東京大学教授をはじめ20数名の専門家から支持をえている)


中里 どういう意見書があがってきたのか、直接、われわれが見せていただきたいということ、正確な数を示していただかないと判断できない。
(注:16条の意見書について、情報公開でやっとわかったことは、賛成意見129通のうち印刷物への署名ではない意見書は、たった5通しかなかった。そのうち、3通は、下北沢フォーラムから配布された意見書用紙でした。下北沢フォーラムは、地元住民に、自由に意見を書いていただける用紙を配布した。今回、17条意見書についても内訳の細かい数字が発表されていない)

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2006年10月12日
緊急のお知らせです!
16条意見書でも、「私は、地区計画原案に賛成します。」の誘導文書配布


※クリックで拡大表示できます。
情報公開条例に基づく情報として、都市計画法第16条による市民からの「下北沢駅周辺地区地区計画原案に対する意見書」の内訳がわかりました。


そのときに集まった意見書は、合計で427通でした。そのうち、賛成意見書が129通中ありましたが、印刷された文書に署名をしたものが124通にのぼりました。


その印刷された意見書用紙の内容は、17条意見書提出用紙など説明文書として世田谷区が今回、一部住民に配布したものに酷似していました。17条意見書のための世田谷区の意見書の書き方説明では、「3つの理由のうち一つを書いて賛成と書くように」と指示されていましたが、提出された16条意見書には下記のように3つのうち一つの理由が印刷されているもの、あるいは3つともが書かれた意見書がほとんどだったわけです。


参考文書 (A) 賛成理由が、下記3点の説明つきで書いてあるもの 19通 
1 安全・安心街づくり 2 歩行者主体の街づくり  3 商店街が一体化する街づくり


参考文書 (B) 賛成理由が、1のみであるもの 41通
「私は、災害に対して、安全・安心の次世代に誇れる環境となる街づくりを内容とした本地区計画原案に賛成します。」


参考文書 (C) 賛成理由が、2のみであるもの 27通
「私は、街をあるきやすく歩行者を主体とした魅力ある街並みを形成する本地区計画原案に賛成します。」


参考文書 (D) 賛成理由が、3のみであるもの 37通
「街が一体化し、下北沢らしく人が賑わう街となる内容の本地区計画原案に賛成します。」


世田谷区が「賛成です」と印刷して配布した意見書は数のうちに数えることができないことは無論ですが、違法性の疑いがある行為を世田谷区職員が行ったという事実は看過できるものではありません。疑問ががあると多くの人から指摘されている地区計画が、都市計画法の民主的な精神をないがしろにしてまで成立させようとしていることの問題の大きさを世田谷区および東京都には認識していただきたい。






2006年10月7日
海外からも評価される街〜下北沢

●10月1日、「ニューヨーク・タイムズ」(翌日には「ヘラルド・トリビューン」アジア版にも)に記事が出ました

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【流行の最先端スポットが「道」で壊される】



「流行の古着屋、ライブハウス、安いラーメン屋などが集まる下北沢はアジアの中でも流行の最先端をいく若者文化の中心地としてグリニッチ・ビレッジに比することができる。」


「下北沢は、学生や若い労働者が、迷宮のような狭い路地や通りを始終歩き回るけれども、あたりは住み心地のいい人気のある住宅街でもある。 一軒家や低層ビルを改築したようなたくさんの小さな店は、太平洋を渡ってきたカウンター・カルチャーを思い起こさせるような名前がついている。ヴィレッジ・バンガード、ハイト・アシュベリー、モジョ・ライジング、という具合だ。 しかし、この躍動的な地区の中心地に、大きな影が忍び寄っている。4年後、区役所は下北沢を真っ二つに分断する81フィートもある道路を造ろうとしているのだ。」

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この文頭に続き、「世田谷区は大きな反対があり、代替案提示があるにも拘わらず、賑わいのある街を二分してしまう道路を造る計画をやめない」という内容での報道になっています。


全文は、こちらから読んでいただくことができます。下北沢の街の紹介、インタビュー、問題の現状などに加えて、いくつかの視点が整理して書かれています。→ http://www.iht.com/articles/2006/10/02/news/tokyo.php
(表示されたウィンドウ左したのARTICLE TOOLS欄内のPRINT PAGEをクリックしてください。)


「ニューヨークからブカレストまで都市では、もはや街を貫通する道路を造ることには疑義があることとされている。しかし、東京では、何十年ものあいだ川や堀を高速道路で覆い、瓦屋根の家々の代わりになんの特色もないコンクリートのビルを建ててしまったあげく、やっとのことで社会的コストも考えるようになったところだ」とのこと。続けて、慶応大学の石川幹子教授が、「日本は、これまで都市の文化的価値をきちんと考えてこなかった」と述べています。


ブカレストといえば、東欧ルーマニアで経済的には非常に苦しい国の首都ですから、東京が世界の中でも、「都市」の文化的意義について考えない珍しい国だと揶揄されていると読み取れます。


「道路に賛成する人も反対する人も、異口同音に言っているのが、これは、いわゆる"道路族"の仕業だということだ。公共事業を選挙に勝つために利用する政治家がおり、彼らは建設がらみの寄付金で選挙運動をしようとしている」  「日本政府は15兆4000億円を毎年道路建設に使っている。道路は、今でも、日本政治の王様のなかの王様だ」と、法政大学の五十嵐敬喜教授の言葉が紹介されよれ、「道路建設をもっとも支持しているのは、熊本世田谷区長である。彼は、記者のインタビュー申し込みを道路問題を語りたくないと断った」と、一刀両断です。


下北沢での課題は、シモキタだけの問題ではないということが明確に書かれた記事でした。


この記事を書いた東京支局のマーティン・ファクラー記者は、音楽が好きで中古CDショップのために休日に下北沢に訪れ、道路問題を知ったそうです。


「ニューヨークの人たちは道路が街を壊すという問題に敏感です。1960年代に、"クロス・ブロンクス高速道路"が大きな問題になりました。街の真ん中を大きな道路が通ったことで街がメチャメチャになったのです。その問題をきっかけに、NYでは、街を壊してまで道路を造ることはしない、という意識が育ったのです」とのこと。


下北沢を、ニューヨークでも味わいある文化の街として有名な「グリニッチ・ビレッジ」にたとえていただいての記事。なかなか、日本人にとって、世田谷区・東京都にとって辛らつな内容だったのではないでしょうか。

Y.T.




2006年10月7日
ドイツの著名な都市計画家 トマス・ジーバースさんも下北沢を訪れました

昨年のブラジル・クリチバからのジャイメ・レルネルさん、ハーバード大、今年になっての「アーバン・タイフーン」での各国から、そして、今も引き続き、下北沢には海外からのお客様が途絶えません。9月末には、ドイツから、著名な都市計画家のトマス・ジーバーツさんが視察にいらっしゃりました。かつてのドイツを代表する工業地帯ルールの再生計画・エムシャ・パークなどでも腕を振るった都市計画家の目にも、下北沢は大変に歩くのが楽しい、興味深い街だとの感想をいただきました。


今回の来訪は、トマスさんの著書「都市田園計画の展望―『間にある都市の思想』」(学芸出版社)を蓑原敬さんが監修・翻訳をしたことをきっかけに、シモキタファンを自認してくださる、日本を代表する都市計画家である蓑原さんがお誘いしたもの。


下北沢によくある、一軒家を工夫して改装した独特の店を面白がっての散策。北沢川緑道にまで足をのばし、周囲にさまざまな種類の住宅が隣りあってある様子をもって、「これは、理想的な街だ。たとえば高級住宅だけが固まってあるような街よりも、色々な住宅が一緒に存在できるのは、いい社会なのだ」と、強調。下北沢が文化的な街であるという面白さだけではなく、世界的に見ても手本となるような地区であると指摘されました。     


代替案についても熱心に目を通していただきました。もしも、道路を造るとしても、せめて街の真ん中ではない方法があるというハーバード大大学院からの提案に「これは、現実的なのではないか」というご意見もいただきました。


「トマスさんは、10月2日に東京大学で行われたシンポジウム「持続可能な都市田園空間の再生」に出席するために来日されていました。

http://csur.t.u-tokyo.ac.jp/urban-rural/


このシンポジウムには、新潟市長の篠田昭さんも参加されていましたが、篠田さんは新潟日報編集委員から、街づくりをしてきたグループなど市民派の皆さんに推されて市長になられた方です。


新潟市では、篠田さんが市長になったことで、積極的に職員の意識改革が行われ、蓑原さんを都市計画の顧問に迎えて、新しい時代と現実に沿った都市計画を進めることになりました。




2006年9月26日
重要なお知らせと緊急のお願い
東京都にも意見書を提出してください!


【重要なお知らせ】 


当ホームページ9月18日付けの世田谷区への【「都市計画原案」に対する意見書】の提出先に誤りがあることが分かりました。下記にお詫びして訂正させていただきます。誤った提出先である都市生活拠点整備担当には当フォーラムからも転送を依頼致しますが転送されるかどうかは保証の限りでは在りませんので、すでに送ってくださった方には大変申し訳ありませんが、下記宛先に再度提出下さいますようお願い致します。


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都市整備部 都市計画課
FAX 03−5432−3023
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【緊急のお願い】 


驚くべきことに、世田谷区の期間を同じくして東京都の都市計画審議会も29日(金)を期限に、意見の縦覧を行っていることが分かりました。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h18/topi019.htm


専門家集団の当「下北沢フォーラム」でさえ、こうしたことが行われていることに気づいたのが今なのですから、どれだけの都民が気づくだろうかと呆れています。


審議内容は、北沢二丁目ほかの用途変更に関するもので、300%の容積が500%に緩和され、大きなビルがますます建ち易くなる条件に変更しようというものです。内容もさるものながら、この件について、地区内でまともな説明会や話し合いが行われた記憶はありません。このような重要な事項が住民の合意無しに次々に決められていくことに、私たちはストップをかけなければいけないと思います。

あまりに、告知期間も少なく、いきなりという様相ですが、世田谷区への意見書の文頭を変更・書き足して二通をそれぞれに送っていただくようお願いします。


●文頭

「東京都都市計画・用途地域・世田谷区北沢二丁目ほか各地内計画」案に反対します。


●文案の例

私は下記の理由で、「世田谷区・下北沢周辺地区地区計画」案に反対をしています。用途地域の変更内容は世田谷区の地区計画案に沿ったものですので、東京都の都市計画案にも同様な理由で反対します。さらに、10月に予定されている世田谷都市計画審議会で同意が得られるか分からない状況で、この事案について縦覧意見を求めていることにも疑義があります。


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提出期限: 平成18年9月29日(金)必着

提出方法:
 ・住所、氏名及び意見を提出する都市計画の案の名称を記載して下さ  い。
 ・送付(必着)又は持参により提出して下さい。(ファックスは受け付け  ていません。)

提出先:
  〒163−8001 新宿区西新宿2−8−1
  (都庁第二本庁舎21階北側)
  都市整備局都市づくり政策部都市計画課計画監理係

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【お願い】
世田谷区への意見書提出と同様、差し支えなければ東京都に送付すると同時に下北沢フォーラムにもお送りください。
FAX: 03-3418-7800


なお、詳しいことは、こちらをご覧ください。
下北沢フォーラム通信 第8号
(PDF 7.19MB)




2006年9月18日
世田谷区生活拠点整備担当部が、「賛成」意見書を一部住民に配布。



※クリックで拡大表示できます。
7月26日の都市計画審議会で、反対意見のそれぞれについて数の公表さえしなかった世田谷区は、今度は、「賛成」意見書集めに自ら奔走しています。


広く区民の意見を求めている筈の世田谷区が、自らが推進する計画に賛成する住民だけを対象に、「計画に賛成です。」と書かれたファックス用紙まで用意して配布して回っています。


このような暴挙を許して良い筈はありません。



まず、皆さん一人一人の意見を9月29日(金)までに、世田谷区に届けましょう。


提出方法はこちら


参考資料:
「私は、賛成です」と印刷した意見書用紙の配布は、広く住民の声を聞く耳をもってこなかった世田谷区の姿勢の集大成と見えます。ここに至るまでの世田谷区の対応をまとめてみました。
「下北沢駅周辺地区・地区計画」〜世田谷区の対応について


専門家グループを代表してくださっていた蓑原敬さんから意見書が届きました。
都市計画法第17条に基づく「下北沢駅周辺地区地区計画」への意見



2006年9月18日
「地区計画原案」に対する意見書を9月29日(金)までに提出しましょう!世田谷区に直接意見を伝え、都市計画審議委員に読んでいただく機会です。


「地区計画原案」に対する世田谷区民の意見書提出期限(都市計画法第17条に基づく縦覧)が9月29日に迫っています。


6月26日に締め切った地区計画対象地域住民を対象とした意見書提出(都市計画法第16条に基づく縦覧)の結果は、7月26日に開催された都市計画審議会において報告されましたが、住民が送った意見書をありのままには紹介せず、区のフィルターで集約した結果を機械的に報告したのみでした。反対意見が非常に多く提出されたにも拘わらず、世田谷区はそれらを一部の意見としか取り扱わず、実質的に黙殺しています。


さらに世田谷区は、住民意見を無視し続けたまま、計画を進めるために行政手続きを進めています。しかも、それらの手続きの多くは、進めていること自体さえ開示せずに行われています。


都市計画法第17条に基づく縦覧期間終了が9月29日(金)に迫っています。この期間は、世田谷区民が意見書を世田谷区に対して提出できる期間です。


まず、皆さん一人一人の意見を9月29日(金)までに世田谷区に提出してください。


●区への意見の出し方
意見提出期限の9月29日(金)までに、直接窓口かFAX、郵送にて送ってください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 都市整備部 都市計画課   
 FAX 03−5432−3023
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(提出先9月26日訂正)


【お願い】
本来、世田谷区は都市計画審議会委員に皆さんが送られた意見書の写しをそのまま配布すべきであると思います。しかし、前回の都市計画審議会に際してはそれをしませんでした。よって、よろしければ、当フォーラムから写しを都市計画審議委員・区議会議員の皆様に直接提出させていただきますので、世田谷区に送付すると同時に下北沢フォーラムにもお送りください。
FAX: 03-3418-7800


なお、詳しいことは、こちらをご覧ください。
下北沢フォーラム通信 第8号
(PDF 7.19MB)



2006年9月3日
世田谷区が都市計画道路「補助54号線」と都市計画街路「10号線」の事業認可申請書を東京都に提出。
世田谷区が7月末に、都市計画道路「補助54号線」と都市計画街路「10号線」の事業認可申請書を東京都に提出していることが判明しました。


当下北沢フォーラムが昨年11月に実施した住民と商業者アンケートで、約6割もの住民と商業者が、大規模道路整備については“不必要”と回答しています。また、多くの団体が事業の見直しを訴えて運動しており、たくさんの著名な都市計画の専門家からもこの計画に反対する“緊急アピール”がなされているにも拘わらず、世田谷区は区民にさえ事前公表することなく東京都に対して申請を行いました。また、9月3日現在、世田谷区は街づくりニュースでもホームページでも、今回の申請について分かりやすく公表していません。 (世田谷区ホームページの「下北沢周辺地区街づくり」はこちら


この事実は、世田谷区と世田谷区長は、区民に対して説明責任を全く果たしていないことを示しています。
「知らしむなかれ、依らしむべし」ということでしょうか?


当下北沢フォーラムは、8月18日に世田谷区長に宛てて以下の要望書を世田谷区に提出しました。
同時に、東京都知事にも要望書を提出しました。


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<要望>

私たち「下北沢フォーラム」は3月31日付けで貴殿宛に「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請の撤回を求める要望書」を提出し、都市計画道路「補助54号線」と「下北沢駅周辺地区・地区計画素案」の意志決定プロセスに大きな問題を孕んでいることを指摘したうえで、事業認可申請の見送りを求めるとともに、今後の計画の見直しを要望いたしました。
 それにも拘らず、世田谷区は5月に「下北沢駅周辺地区・地区計画(原案)」を発表し、都市計画法第16条に基づく住民説明会を強行しました。さらに都市計画審議会を開催しましたが、「下北沢フォーラム」はいずれをも傍聴した結果、説明会・審議会の実態は極めて形式的な内容であり、故に区民のコンセンサスを十分に獲得しているとは言い難い状況にあると判断致します。この状況に加え、7月末に区民に対して一切説明することなく、東京都に対して都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請を行ったことは、まさしく区民に対する背信行為と言えます。「下北沢フォーラム」は、このような世田谷区及び貴殿の姿勢に対して遺憾の意を表明し、ここに改めて事業認可申請の撤回と今後の計画の見直しを強く要求致します。
 区民に対して説明責任のある行動と、全国的に先進的な街づくりで有名な世田谷区の区長の名に恥じぬ貴殿のご英断を要望致します。

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参考資料:

世田谷区長宛て「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請の撤回を求める要望書」


東京都知事宛て「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請の見送りを求める要望書(再提出分)」




2006年8月1日
都市計画審議会 〜 「ラウンドテーブル」設置要望
を世田谷区は、断固、受けつけず

7月26日(水)に第41回世田谷区都市計画審議会が世田谷区役所第二庁舎で開催されました。


今回の都市計画審議会では、前回審議で多くの委員から提案があった「ラウンドテーブル」などの場で、意見交換をするという委員提案について、どのように世田谷区が対処したのか」が大きな議論になりました。


後藤春彦委員(早稲田大学教授)からの質問に、区側は「個別に市民団体に会った。区長が市民団体に会った。区長が記者会見で平成18年度までにやると明言した」など説明に終始するだけでした。


後藤委員、村木美貴委員(千葉大学助教授)、内海麻利委員(駒澤大学助教授)、中里光夫委員(共産党区議)、竹村津絵委員(生活者ネット区議)からは、「個別に会うことは、ラウンドテーブルとは違う。意見交換をすることがだいじ」だとして、再度、ラウンドテーブル設置についての提案がありました。


その後、安水生活拠点整備部長より、「区としての見解は、下北の街づくりは今始まったことではなく、平成10年から始まっている。いろいろな積み重ねのなかで、市民団体、区も入れてのラウンドテーブルの設置は、現在のところは考えられない」との回答が示されました。


さらに後藤委員からは、「審議会の独自性が求められている。ここで話し合って世田谷区にこうすべしと伝えるべき」との意見が出され、東郷会長にとりまとめを依頼しました。


東郷会長からは、「区に対応をお願いしたにも関わらず、回答がないことは適切ではない」としながらも「一本化はできない。なんとか、公正に世田谷区として誇りある街づくりをしていただきたい」と締めくくられました。


「下北沢フォーラム」は安水部長らからの申し出があり、世田谷区役所で【6月15日に面会】したものの、説明を伺っただけで意見の交換もできていません。



<市民の意見書はどのように扱われたか>


世田谷区は、「地元の皆さんの意見を聞きながら手続きをすすめてきた」というが、市民からの意見がどのように扱われたかを見る限り、とても耳を傾けてきたとは言えません。


配布資料には【意見書の要旨】として、3ページにわたって市民からの意見書の要旨と世田谷区の見解が掲載されていました。ところが、地区計画への賛成・反対意見が並べられていましたが、それぞれの項目で何通ずつあったのかの記載がありません。大場委員、鶴谷委員からは、その内訳についての質問がありましたがが、世田谷区からの回答はありませんでした。


都市計画審議会は諮問機関なので、決定権はありません。あくまでも、世田谷区がどのように考えるかです。


このまま、ラウンドテーブルの設置、および、市民代替案の検討もなく、東京都に事業申請をすることは、承諾しがたいことです。


各委員および世田谷区の発言要旨は【こちら】をご覧下さい。8月半ばには世田谷区より世田谷区のホームページに議事録がアップされるとのことです。



2006年7月16日
世田谷区都市計画審議会近づく
7月26日(水)午後2時より、下北沢駅周辺地区地区計画についても話し合われる都市計画審議会が世田谷区役所で開催されます。


前回の都市計画審議会では、ご報告しましたように審議委員の方たちから、ラウンドテーブルを設置したらどうか、懇談会と「下北沢フォーラム」が話し合ったらどうかなどの意見を出していただいています。


今回は、さる5月26日に開催された原案説明会を受けて、意見徴収の期間があり、多くの方たちが世田谷区に意見書を提出されています。それらの意見がどのように扱われるのかも注目されるところです。


世田谷区に意見を提出されるときに、よろしかったら「下北沢フォーラム」にもファクスをしていただくことを通信でお願いしましたところ、地権者の方、借地権者の方ら、地区内のお住まいの方たち、数十名の方より実名入りでファクスをいただきました。「下北沢フォーラム」にファクスをして下りました皆さま、ありがとうございました。
そのうちの「地権者の方」の主なご意見をご紹介させていただきます。


ちなみに、次回都市計画審議会では、諮問事項として「東京都市計画ごみ処理場の決定」 報告事項として下北沢地区課題のほかに「外環道に関わる都市計画案について」「上用賀一丁目地区地区計画について」があります。


なお、4月に代沢小学校で開催されました専門家の方たちが集まってのシンポジウムについては『建築ジャーナル』に記事が掲載されました。



2006年6月25日
下北沢に「カルチュラル・タイフーン」が
やってくる!



※クリックで拡大表示できます。
「カルチュラル・タイフーン」とは、カルチュラル・スタディーズや文化理論など、文化に関心がある研究者による学会です。知は大学の中にとどまるのではなく実践と関係性を切り結ぶことが重要であるという主張のもと、表現者とのコラボレーションなどの試みを行うユニークな学会を毎年1回行っています。今年の「カルチュラル・タイフーン」は会場を大学構内ではなく下北沢の市街に移し、「都市/CITY」のテーマを掲げて行うことになりました。海外からも多くの人が参加するインターナショナルな試みです。


7月1日から始まるカルチュラル・タイフーンには、さまざまなパネルディスカッション、ポスター展示などがあります。詳細については、ウェブサイトをご覧ください。


カルチュラル・タイフーンにさきがけてワークショップ形式のアーバン・タイフーンが、26日から始まります。


その後、6月30日―7月2日がカルチュラル・タイフーン。アーバン・タイフーンの成果もカルチュラル・タイフーンで発表されることになっています。


さまざまな企画がありますので、ともかく、シモキタにいらしてみてはいかがでしょうか。街中でも、いろいろなパフォーマンスが繰り広げられるようです。


6月30日には、カルチュラル・タイフーンのオープニング・シンポジウムが下北沢タウンホールであります。


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都市/CITYを構想する―都市の公共性はいかにして可能か?
――下北沢から考える都市の公共性
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都市を造るとは、どういうことなのか?日本では、都市を造ることが、あまりにも経済利潤追求の手段としか見なされてこなかったのではないだろうか。しかし、人々が人間的な暮らしを送る権利を保証するためにこそ、都市のあり方は構想されなければならないのではないか。本来の「都市」―人間が日々の営みを豊かに送る場所―をつくることはいかにして可能になるのだろうか?再開発計画に揺れる下北沢から、都市計画、都市政策、地方自治の現状などを考える!


●基調講演: 宇沢弘文(経済学/東京大学名誉教授)
「ジェーン・ジェイコブスと社会的共通資本としての都市・下北沢」
●司  会: 吉見俊哉(社会学/東京大学情報学環教授)
●パネリスト:宇沢弘文(経済学/東京大学名誉教授)
        蓑原 敬(都市計画/元建設省)
        町村敬志(都市社会学/一橋大学教授)
        佐々木葉(景観研究/早稲田大学教授)
        高橋ユリカ(ジャーナリスト/下北沢フォーラム)


●日時:2006年6月30日(金) 開演18時30分
●場所:下北沢 北沢タウンホール 2F 大ホール
●シンポジウム入場料:無料
●お問い合わせ:03-3466-8062/info@misatikoh.net
           (下北沢と出会う雑誌『Misatikoh』編集部)
●主催:Cultural Typhoon2006in Shimokitazawa実行委員会



2006年6月20日
世田谷区都市整備部長らと初の公式面談
6月15日、世田谷区からの申し入れにより、世田谷区役所にて「下北沢フォーラム」と都市整備部長らと面談が行われました。「下北沢フォーラム」は、1年半にわたって活動を重ねてきましたが、今回の面談は、公的には初めてのものです。これまで、世田谷区は、再三にわたって要望書を出してきたにもかかわらず、「下北沢フォーラム」の一切を無視し、話し合いの場を設けてきませんでした。(「5月26日説明会への異議 および、地区計画策定への住民参加についての要望書」参照)


その面談は、下記のような内容でした。


冒頭、安水実好生活拠点整備担当部長から駅前地区計画について提案させていただき、意見交換をしたいとのことでしたが、実際は、これまでの説明を繰り返し、基本的に違う意見があると伝えられ、こちらの意見は聞きおくという姿勢でした。


これまでに市民代替案をとりまとめてきた「下北沢フォーラム」は、再三、住民の意見を反映させるラウンドテーブルの設置を強く要望いたしました。


しかし、現段階は、これまでの積み重ねである世田谷区の原案からはずれた話し合いをするところにはないとのこと。今日の面談も、法的に“意見を聞かなければならない“という流れのなかに位置づけされており、これまでと変わらず、粛々と手続きを進める意向だということがわかりました。


ラウンドテーブルの設置のみならず、都市計画審議会の委員からも提案された、「街づくり懇談会」と一緒に話し合う機会を設けることも拒否されました。


これまでのあり方から、一歩も進展の見受けられない、その意義すらわからない面談だったことをご報告します。


ところが、同日、午後4時より行われた熊本区長の記者会見では、区長は、ラウンドテーブルについての検討をご発言いただき、また、「よりよい意見はとりいれるべき」ということについて当然とお考えいただいているとのことでした。


「・・・計画に対するご意見等は様々ありますので、所管から報告を受けて、ラウンドテーブルも含め、検討をしてまいりたいと考えております。
  下北沢につきましては、昭和59年(1984年)に「下北沢街づくり懇談会」が発足し、120回を越える意見交換会など、地域の方々と活動を積み重ねてまいりました。永年にわたり、「駅周辺街づくりの基本計画」の策定等、地元からの発意を尊重し、ご意見・要望等を伺いながら、取り組みを進めてきていると考えております。
  賛成派の方からの「よりよい意見は取り入れるべき」とのご意見は当然のことだと考えております。また、下北沢フォーラムさんの実施されたアンケートにつきましては、所管で対応をさせております。」



熊本区長の当日の記者会見の全文が世田谷区のHPに、載っています。こちらからどうぞ。


下北沢フォーラムは、市民代替案を検討していく場としての「ラウンドテーブル」の設置を粘り強く要望していく所存です。


16日、産経新聞・毎日新聞・朝日新聞・読売新聞にて、記事が掲載されました。15日夜には、ニュースとしてNHKで放映されました。


こちらに、世田谷区との面談にあたり、「下北沢フォーラムの活動についてのまとめ、および、面談報告文書」をアップしました。
「下北沢フォーラム」と世田谷区との話し合いについて
(PDF 134KB)



2006年6月16日
下北沢を大きく変える「地区計画原案」
意見書の提出期間に入っています
5月26日に開催された区の「地区計画原案」説明会では、住民意見の反映を求める声が相次ぎました。にもかかわらず、区は次の手続きを進めています。しかし今、意見を出せば、この手続きを止めることも可能です。19日が締め切りです。


●区への意見の出し方
意見提出期間の6月19日までに、直接窓口かFAX、郵送にて送ってください。


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 窓口:世田谷区まちづくり課・タウンホール4階
 FAX:03-5432-3107(世田谷区)
 郵送:〒154-8504 世田谷区世田谷4-21-27
     世田谷区生活拠点整備担当
     (電話:03-5432-2624)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


お差支えのない方は、同時に下北沢フォーラムにもお送りください。世田谷区・区議会議員・都市計画審議委員の皆様に参考資料として直接提出させていただきます。
FAX: 03-3418-7800


なお、詳しいことは、こちらをご覧ください。
下北沢フォーラム通信 第7号
(PDF 2.33MB)




2006年6月14日
季刊『まちづくり』 特別企画
下北沢の都市計画道路計画
現在発売中の季刊『まちづくり』11号(0607)では、下北沢のことを端緒に、「都市計画決定道路の変更とまちづくり」という特集が組まれています。表紙もシモキタの写真です。


PART1が「下北沢の都市計画道路計画」で「下北沢フォーラム」世話人が執筆しています。


PART2は「全国で進む都市計画道路の見直し」とされ、国交省の街路事業調整官が「転機を迎えた都市計画道路整備」という記事を書いています。大阪府・岐阜県で積極的な見直しが行われたことや、犬山市では、市長が先頭にたって都市再生のために都市計画道をやめたことなど、具体的な紹介記事もあります。


現在、国は、むしろ積極的な見直しを推進しているところで、犬山市でも愛知県の判断が遅かったとあります。


世田谷区が地元の状況を真剣に考え、東京都に申し入れていくべきであると、これらの事例から学ぶことができるのではないでしょうか。



2006年6月1日
区に対して、地区計画(原案)の
説明会強行に異議を申し立てました

さる5月26日、北沢タウンホールにて地区計画原案説明会が開催されました。「下北沢フォーラム」では、充分な住民参加がないままに地区計画原案が策定され、説明会が開催されたこと、およびその内容に異議を申し立てました。


以下、申し立ての要旨です。
説明会では、冒頭1時間ほど動議発言を求めた人たちと、それに応じない世田谷区とのやりとりで混乱がありました。実力行使的な行動は支持できないものの、これまでの経緯から考えて、それを招いた責任は世田谷区にあると思われます。


5月23日に開催された世田谷区都市計画審議会では、区が提案する地区計画に対する市民案(代替案)について多くの委員より言及がありました。今まで行政と計画をまとめてきた「まちづくり懇談会」と各市民団体が、区の仲介を得て話し合うべきであるとされたのです。このことに応えずに、世田谷区は「地区計画原案の説明会」を強行しました。


この姿勢は、世田谷区の「都市計画審議会」が機能していないことを示し、この都市計画には住民参加が充分ではないことが明白です。


5月31日の定例記者会見にて熊本哲之 区長は、現況、問題についてを理解されていないと思われ、要望書を改めて確認していただきたいところです。


参考資料:
「5月26日地区計画原案説明会への異議および地区計画策定への住民参加についての要望書」(PDF 147KB)


「5月26日地区計画原案説明会での質疑に於ける、下北沢フォーラム代表小林正美の質問及び、世田谷区の回答」(PDF 98KB)


「5月26日地区計画原案説明会での質疑に於ける、住民質問者の意見(抜粋)」(PDF 114KB)



2006年5月24日
5月26日(金)
地区計画(原案)の説明会が開催されます

今、マスコミを賑わせている下北沢の駅周辺の整備計画について、区は対立意見を調整しないまま、一方的に進めようとしています。


フォーラムでは、1200人の住民アンケートの結果、商業者協議会の意見をくみ、区の計画案について改善案を提案しましたが、区との対話は持てずにいます。


区の一方的な姿勢がさらに対立を激化させ、下北沢のまちづくりについて意見調整、合意形成もできず、ずるずると騒ぎを引きずる気配です。


ようやく多くの住民の関心も高まってきたところです。
世田谷区は、住民の対話の場を設け、できるだけ早く住民の合意をまとめ、より魅力的なまちの整備に進むべきではないでしょうか。


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5月26日(金)19時〜20時30分
北沢タウンホール(2階大ホール)

*申し込みは必要ないそうです。
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区の計画案について課題が多いと感じる方、進め方についてご意見のある方は、手続きとしての「原案説明会」ではなく、まずは住民との「対話」の機会を持つように求めていく必要があります。


住民みんなで参加して、区に対話と合意形成を求めていきましょう!


詳細は、こちらをご覧ください。
下北沢フォーラム通信 第6号(PDF 2.03MB)





2006年5月23日
都市計画審議会
委員からも疑問の声が
多数
5月23日に開催された世田谷区都市計画審議会では「下北沢駅周辺地区・地区計画」原案が報告事項として取り上げられました。素案からの僅かな変更が説明されたあと委員からは、疑問の声が続々とあがりました。


全体の流れを方向付けたのは、早稲田大学教授の後藤春彦委員からの「都市計画はほんとうに誤らないのかということを問う時代にきている」という発言でした。


つづけて、複数の委員から、賛同の声があがりました。


「世田谷区は住民参加の街づくりであるべきだ。懇談会とフォーラムの方たちが何で話をしないのか。区が仲介したらどうか」(増田のぶゆき・公明党区議


「多くの人が関心を寄せる街づくりは、将来にわたること。よく考えて議論をすべき。防災に道路はほんとうに必要か?」(村木美貴・千葉大助教授


「これまでやってきた懇談会の人をまじえ、都市計画の専門家と審議会でラウンドテーブルを作ることを考えたらどうか」(竹村津絵・生活者ネット区議


「世田谷区型まちづくりを〜相手の立場をわかりながら意見を交換すること」(阿部伸太・東京農業大学専任講師


「街並みを揃えては、再開発・失敗の轍を踏むのではないか」(熊谷良雄・筑波大教授


「シモキタがどうなっていくのか慎重にゆっくりと議論すべき」(稲垣まさよし・民主党区議


「下北沢フォーラム」から出された対案は、現実的ないい案だと思う。このまま手続きを進めるのではなく、立ち止まって話し合いの場を」(中里光夫・共産党区議


このまま推進すべきと発言されたのは、新川勝二・自民党区議のみでした。
「街の発展には基幹道路は必要〜これは推進していくべき」


当日出席した会長・会長代理を除く15名の審議会委員のうち8名の委員が、世田谷区の「下北沢におけるまちづくりの進め方」に対しては疑問を呈していました。


この意味は重く大きいのではないでしょうか。


今後、住民説明会、意見の縦覧というプロセスが、もし、粛々と行われるのであれば、世田谷区における都市計画審議会の機能は疑わしく、世田谷区は民主的な行政を行っていないといわざるを得ません。


詳細は、こちらをご覧ください。
第40回世田谷区都市計画審議会 議事録ダイジェスト版(PDF160 KB)


なお、審議会の様子は、5月24日「産経新聞」朝刊でも報道されました。記事はこちらからご覧になれます。






2006年5月22日
地区計画(原案)への
市民参加にかかわる要望書

5月22日(月)、下北沢フォーラムは、世田谷区長に要望書を提出しました。要望事項は、下記の4点です。


1、 5月26日の説明会を延期してください。


2、 延期がむずかしく説明会を実施する場合は、その場で住民による反対意見、代替案を述べる機会を用意してください。


3、 その場で合意形成ができない場合は、市民参加の話し合いの場を再度用意してください。


4、 地区計画区域内、計画により影響を受ける区域の住民、商業者を対象とした地区計画原案に対してのアンケート調査を実施してください。




要望書の全文は、こちらからご覧ください。
地区計画(原案)への市民参加にかかわる要望書(PDF 114KB)



2006年4月11日
下北沢シンポジウムvol.2
「シモキタらしさを守り育てる」




※クリックで大きく表示できます
大盛況〜 ありがとうございました


さる4月9日(日)、〔下北沢シンポジウムvol.2 「シモキタらしさを守り育てる」〜 シャレットワークショップによる地区計画代替案の発表と、専門家による緊急アピール〕を代沢小学校で開催いたしました。


多くの皆さまの来場をいただきまして、ありがとうございました。


当日、専門家によって発表されました「緊急アピール」は下記よりご覧いただけます。
「下北沢の街づくりに重大な関心を寄せる専門家の集い」の緊急アピール (PDF 9KB)


シンポジウムでの発言メモは、下記をご覧ください。
「下北沢シンポジウムVol.2 「シモキタらしさを守り育てる」」発言メモ(PDF 41KB)


なお、このシンポジウムの様子は、同日夜のNHKニュースで報道されたほか、11日付けの朝日新聞、日経新聞でも取り上げられました。












2006年4月4日
市民が望む
下北沢のまちづくり計画案


「市民案」が出来ました!!


小田急線地下化に伴う周辺整備計画は、下北沢の将来を決める大事な計画で、市民合意のもとに早期に進める必要があります。しかし、世田谷区の計画に対しては、今多くの市民団体が異義を唱えています。その背景として市民の声が計画に十分に反映されていないことが当フォーラムが実施した住民・商店アンケートの結果から明らかになりました。


ここに提示する「市民案」は、アンケート調査から得た市民の意向を前提とし、8つの団体による提案を参考として、専門家を中心に、3回の住民参加による「シャレット・ワークショップ」を通じて作成されたものです。


詳細はこちらからご覧いただけます。
市民が望む・下北沢のまちづくり計画案(PDF 3.4MB)





2006年4月3日
東京都知事と、世田谷区長に
要望書を提出しました

3月31日、「下北沢フォーラム」は、世田谷区長と、東京都知事に、都市計画道路「補助54号線」の事業認可(申請)を見送ることを求める要望書を提出しました。


事業認可(申請)の見送りを求める理由は以下の4点です。


1.地域の住民と商業者の60%が大規模道路を「不要である」と表明しており、世田谷区の説明との齟齬が見られること。


2.都市計画道路を前提とした「下北沢駅周辺地区地区計画素案」による街の将来ビジョンについて、地元の合意がまだ形成されていないこと。


3.ルート変更も含んだ都市計画道路「補助54号線」計画の抜本的な見直しを行い、代替案の可能性を考える必要があること。


4.連続立体交差事業の採択要件が2001年に変更となったため、早急に都市計画道路事業を行う根拠が乏しいこと。




本文は下記からご覧いただけます。


区長宛:
「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可申請の見送りを求める要望書」(PDF 12KB)


都知事宛:
「下北沢駅周辺地区における都市計画道路「補助54号線」の事業認可の見送りを求める要望書」(PDF 12KB)



2006年3月23日
下北沢シンポジウムvol.2
「シモキタらしさを守り育てる」





シャレットワークショップによる地区計画代替案の発表と、
専門家による緊急アピール



第3回目のシャレットワークショップも無事終了し、現在市民案(代替案)を急いで策定中です。その発表もかねたシンポジウムを4月9日に開催いたしますので、できるだけ多くの住民や商業関係者の方々のご参加をお待ちしております。


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日時:2006年4月9日(日)14:00〜17:00
場所:代沢小学校体育館
   
(下北沢駅下車、茶沢通りを三軒茶屋に向け10分ほど歩いた左側)
主催:下北沢フォーラム




第一部:シャレットワークショップによる地区計画代替案の発表
第二部:専門家を交えた意見交換と緊急アピール

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現在、世田谷区下北沢駅周辺地区では、小田急線の地下化、都市計画道路の事業化、地区計画の策定など、大きく街の構造が変わろうとしています。ヒューマンな街のスケール、個性ある店舗の集積、路地による回遊性、音楽や演劇の文化など、下北沢が持つユニークな魅力については、2005年7月に開催された1回目のシンポジウムで確認を行いました。


その後、北沢2丁目地区を中心に約3000名の住民に対しアンケート調査を実施し、約1200名の回答者のうち約60%の方々がこれらの計画を見直すべきであるとの意見を表明していることが分かりました。現在、市民と専門家が協働する「シャレットワークショップ」の場で地区計画の代替案を策定しています。


本シンポジウムでは、この成果を公開発表し、多くの市民の方々と専門家の方々からご意見を伺い、今後の街づくりのありかたについて、話し合いたいと思います。
ご関心のある方は、ぜひご参加下さい。



【参加専門家】
蓑原 敬(都市プランナー)
青木 仁(東京電力技術開発研究所)
大方潤一郎(東京大学教授)
加藤仁美(東海大学教授)
倉田直道(工学院大学教授)
小浪博英(東京女学館大学教授)
小林正美(明治大学教授)
小林博人(慶応義塾大学助教授)
司波 寛(都市計画コンサルタント)
陣内秀信(法政大学教授)
高見沢邦朗(首都大学東京教授)
中井検裕(東京工業大学教授)
二瓶正史(建築家・法政大学講師)
福川裕一(千葉大学教授)
山本俊哉(明治大学助教授)
(アイウエオ順)


チラシはこちらからダウンロードできます(PDF64KB)




★午前中、町歩きを行うグループがあり、どなたでも参加できるそうです。午前11時に小田急線北口・ピーコック前に集合です。「都市と住宅を考える会/下北沢フォーラムまち歩き」という紙を書いた紙を持った人が立っています。お気軽に、ご参加ください。



2006年2月24日
下北沢駅周辺計画に対して多くのグループから
魅力的な提案がなされています






下北沢の駅周辺計画に関して、過去から最近まで色々なグループが提案した案を比較分析してみました。そこでは将来の下北沢の街づくりにとって重要な以下のような共通点が確認されました。


(1)現在計画されている補助54号線と区画街路10号線の
   見直しをすること。


(2)駅前広場を交通ロータリーではなく歩行者中心の広場
   に計画すること。


(3)小田急線の地下化による地上線路跡地を散策路や防災
   など市民の為に利用すること。


(4)駅の近くに駐輪場をつくること。


(5)街並は現在の下北沢の建物の大きさを尊重すること。



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しもきた商店街振興組合街づくり委員会案(PDF 1.67MB)
〔特徴〕しもきた商店街振興組合街づくり委員会が作成した案。小田急線を地下4線並列方式として計画している。


ハーバード大学大学院デザイン学部
 デザインスタジオ大学院生案(PDF 1.99MB)
〔特徴〕2005年9月〜12月にかけてハーバード大学大学院デザイン学部で検討された案。現地調査も丹念に行い、補助54号線を井の頭線の軌道上に通すことを発案した。


慶応義塾大学大学院生案(PDF 1.65MB)
〔特徴〕2005年から2006年にかけて慶応大学大学院で検討された案。小田急線跡地を「シモキタバンド(にぎわいと緑の帯、南北をつなぐ)」と名づけ、新しい街づくりの拠点と考えている。


明治大学大学院生案(PDF 3.29MB)
〔特徴〕2005年〜2006年にかけて明治大学大学院生が検討した駅前広場を中心とした計画。


“Save the 下北沢”案(PDF 4.56MB)
〔特徴〕市民グループ“Save the 下北沢”が提案する計画。補助54号線を想定せず、跡地を積極的に活用。


ジャイメ・レルネル案(PDF 2.56MB)
〔特徴〕ブラジルのクリチバ市の元市長で、国際建築家連合(UIA)の前会長であるジャイメ・レルネル氏による提案。小田急線跡地を積極的に文化と緑のモールとして計画している。


下北沢有志案(PDF 770KB)
〔特徴〕井の頭線の法地に駐輪場、駐車場、交通ロータリーを配置し積極的に利用した案。交通ロータリーを駅前に配置していないことが特徴。
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2006年2月3日
市民による「代替案づくり」が始まります
年末に下北沢フォーラムが実施したアンケートでは、地元の7割の人は大規模な道路整備を望んでいないことが明らかになりました。でも下北沢では、この春、補助54号線道路が事業認可されようとしています。


そこで私たちは、「まちを壊さずに、現在下北沢のかかえる課題を解決し、下北沢をもっと魅力的にすることのできる代替案」をつくり、世田谷区や地域組織のみなさんにこの計画を見直していただこうと準備を進めています。


これまで、さまざまな方が下北沢についてまちづくり案を作成してきました。フォーラムではそれを比較検討して参考にしながら、またその作成に携わった方に直接ご参加いただき、よりよい案をつくっていきたいと思います。


代替案づくりの話し合いに、ご参加ください!
〜シャレットワークショップのお知らせ〜


「シャレットワークショップ」とは、みんなで集中して一気に案をまとめる作業のことです。ここでは、これまで下北沢に思いを寄せていただいたたくさんの専門家が集まり、地元の皆さんといっしょに、3回のワークショップで「代替案」を一気にまとめてしまおうと思います。ドキドキ、ワクワク、ステキな未来のシモキタ計画づくりに、みなさんもご参加ください。ちょっとのぞきにくるだけでも結構です。


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第1回 2月6日(月)
夜19:00〜21:00/北沢タウンホール 11階研修室
テーマ:主として、道路と交通について


第2回 2月18日(土)
午後13:00〜18:00/代沢小学校(ランチルーム)
テーマ:主として道路・ひろばについて 


第3回 3月12日(日)
午後13:00〜18:00/代沢小学校(視聴覚室)
テーマ:主として小田急線跡地利用・地区計画案の見直し
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詳細は、フォーラム通信5(PDF)をご覧ください。





2006年1月24日
アンケート結果

昨年、世田谷区の整備計画の素案が示され、下北沢のまちが大きく変わろうとしています。


ただし、これまでは区の計画案や下北沢の将来についてこの地域の方がどう考えているのか、きちんと意向アンケートなどが行われたことがありません。そこで、まちづくり専門家を中心とする「下北沢フォーラム」では、昨年10月〜12月にかけて、商店街関係者等のご協力をいただき、駅周辺の住民、商店に約3024通のアンケートを配布しました。


そのうち1209通が回収され、このほど集計結果がまとまりましたので、抜粋してご紹介いたします。なお、一般のこの種の調査としては、回収率4割というのは異例で、この問題についての地域住民、商店の方の関心の高さを示しています。


※中立性を期すために開封は公開で行われ、集計は明治大学に依頼しました。


・調査結果の概要はこちら(PDF)をご覧ください。
・さらに詳しい内容についてはこちら(PDF)をご覧ください。



なお、調査票、集計元データ、自由回答詳細、調査報告を収録したCD-ROMを、送料込み1000円で頒布いたしております。ご希望の方はメールにてご一報ください。




2006年1月4日
1月24日 下北沢シンポジウム 
市民アンケート結果の発表+
代替案を考えるキックオフ会



市民がほんとうに望んだ『下北沢駅前地区計画』でしょうか?


世田谷区により平成17年度に計画決定がされようとしている『地区計画』が実施されると、下北沢駅前周辺は大きく変わることになります。一緒に計画されているのは、駅前にバスロータリーなどの交通広場を造ること、大きな道路を通すことなのです。


世田谷区は、こうした計画を「地元の要望により」決めてきたという言い方をしています。しかし、ほんとうにそうなのでしょうか?


そこで「下北沢フォーラム」では、明治大学・都市建築デザイン研究室にアンケート調査研究を委託しました。アンケート調査は、昨年11月に北沢2丁目および周辺地域の市民の方々3029人を対象にして「下北沢らしさに関するアンケート」として実施されました。1209人の方たちから回答を得ることが出来、その結果がまとまりましたので、公開発表をいたします。


その結果、現在の世田谷区の計画は、決して、地元の皆さんが望んでいるものではないということがわかりました。わたしたちは、この結果を今後の街づくりに活かしながら、世田谷区に提案していく代替案を地元の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。


そのためにも、下北沢地区について、これまでに研究・提案されてきた、さまざまな将来案についてご紹介して、これからスタートする「市民が考える代替案」の方向性とそれをまとめるプロセスについて、具体的な話し合いをしたいと思います。



日時: 2006年1月24日(火) 19:00〜21:00
場所: 北沢タウンホール 11階 第1・2研修室 (定員90名)





詳細はこちらのPDFをご覧ください。